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ラブライブ!スーパースター!!第7話「決戦!生徒会長選」における3つの不満点について

タイトルの通り批判的な意見です。

 

7話の決戦!生徒会長選、リアタイで観たときからまあまあ不満はあったのですが、先ほどWeb配信を改めて観返してやっぱりちょっと納得いかなかったので文字にしておく。

 

結ヶ丘女子高等学校、開校初年度から廃校の危機

1つ目がこれ。

アニガサキの感想記事を書いた際に、「シリーズ特有の大胆さや大味さ、ぶっ飛び具合」なんて表現をしたりもしたが、ぶっ飛んでるにしてもこの設定は首をかしげざるを得ない。

 

panayoyellow.hatenablog.com

 

「新設校が半年も経たずに資金難で廃校の危機」

これ自体は上に記した「大胆で大味な(悪く言えば雑な)設定」としてまだ許容出来る。

だが、そこまで雑な設定で動かした話が「廃校の危機」、これは許容出来ない。

つまり、「話を膨らませ魅力的にするための舞台装置としての強引な設定」は許容出来ても「過去2作の焼き直しをするための適当で雑な設定」は全く許容出来ないという事だ。

 

更に言えば、過去2作を抜きにしたとしてもこの廃校の下りは全く魅力的に思えない。

6話でサニパのパが「何かの為じゃないからと言ってスクールアイドルを続けちゃいけない訳じゃ無いし」と言っていたように、今いる4人は皆自分の為に活動をしているはずだ。(かのんなら歌う為だしクゥクゥは活動それ自体が目的だ)

それが7話で廃校の話がいきなり出てきて、そのために活動をしよう!となるのは、スクールアイドルとしての活動が目的から手段に成り下がっていてどうにも違和感というか不誠実に感じてしまう。

島の為に活動するサニーパッションと自分達の為に・好きだから活動するLiella!のどちらが上という事ではなく、スクールアイドルというのは平等に門戸を開いている物であるというのが本作のテーマの一つくらいに思っていたので、

(1話でのクゥクゥの「そんなことありません、スクールアイドルは誰だってナレマス!」の通り)

Liella!がこうして悲劇的な同情されるバックボーンを持ってしまったことは少なくとも自分にとっては非常に残念な事である。

 

 

過去作ネタの多様

2点目はサクサク進めて行く。

これはもうタイトルの通りだ。ウンコハットにしろ、しいたけ顔の犬に追いかけられるにしろ一々話を止めるせいで非常にテンポが悪いように感じた。

こちらもアニガサキの感想記事で

 

「シリーズでは恒例となっている中の人ネタや過去作のオマージュ、他媒体パロディに関しても「話の本筋やキャラクターの成り立ちには関与せず、分かる人には分かる、分からない人でも違和感無く話が進む」という大原則を当然の様に抑えており、本当に隙が見つからない。」

 

と書いたが、7話のそれは全く正反対の「物語の本筋やキャラクター形成に関与する上、非常に主張が強く知らない場合違和感が強い」物であり、端的に言ってしまえば「質の悪い薄ら寒い」内輪ネタになってしまっているのが非常に残念である。

 

 

すみれの扱いとクゥクゥのクソガキ化

公式のプロフィールにもある通り、すみれは「高飛車で勝ち気な所もあるが、根は人の悲しみが分かる優しい子」だ。

特に4~6話ではこの"人の悲しみが分かる優しい子"の部分が存分に描かれており、5話でのグッスリ眠るクゥクゥを見守るシーンや、6話での料理に失敗するクゥクゥの代わりを務めつつ「2人で作った」と手柄を分けるシーンで、私の中でのグソクゥ(すみれとクゥクゥの並び)はすっかり

「すみれの実力や優しい部分は認めているが、スクールアイドルを馬鹿にされた事には腹が立っているため素直になれないクゥクゥ」と、「そんなクゥクゥの心情を理解している精神的に大人で姉的存在のすみれ」

という構図になった。

しかしその一方で、7話は(無駄に多すぎる)ギャグシーンの被害を全てすみれが請け負っており、その上それが「すみれが大人だから成り立っている」ように感じられる点が非常に不愉快であった。

 

また、クゥクゥに関してもすみれとお互いにバチバチやり合う仲ではなく、クゥクゥが一方的に仕掛けそれをすみれが受け流す場面が多く、「喧嘩するほど仲が良い」というよりも「クゥクゥが一方的にすみれを嫌っている」ように見えてしまうのも良くないと感じた。

(意図して行っているのならそういう演出として特に問題は無いのだが、そうではないのに嫌っているように見えるというのが問題である。)

ただこれに関しては7話だけと言う訳でもなく、上述のクゥクゥの代わりに料理を作ったシーンにおいても、個人的にはクゥクゥにはふてくされながら「アリガトウ...ゴザイマス(小声)」と言ってほしかった訳だが...

全体的にキャラを雑に消費する、「担当回が終わったキャラは本筋に絡まないし適当にギャグシーンに絡めておくか」というラブライブ!の悪癖が非常に出ていると感じたので、この点は本当にどうにかしてほしい。5人になった事でキャラクターの扱いがスマートになると期待していたのだが...

 

 

 

6話まで(特に2.3.4話)は(一部ラブライブ!色が強かった物の)丁寧な作品であるという印象が強かった為、ここに来て一気に不安にはなっているが音楽科と普通科の対立という方向性についてはそれなりに惹かれる為、何とか綺麗に着地してくれたらなぁ...という所である。

 

 

ここ好き

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